歯科医療を取り巻く現状というのは昔ほど恵まれたものではありません。政府からの締め付け、患者サイドの権利意識の増加、コンビニよりも多い歯科医院数等、以前に比べると年々厳しくなってきています。 |
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現在はさまざまな分野がより高度化、複雑化し、すべての知識をプロの域まで保つことは不可能な状況になっています。そういう私も、医学に対する知識は豊富ですが、経済や法律に関する知識はほとんどありません。 さらに言えば、その知識を知らなくてもなんら恥ずかしがることではないのです。餅は餅屋です。歯科医師、歯科衛生士というのは、歯科医療のプロであり、他の分野のどんなに優れた人よりも歯科医学については高度な知識と技術を持っています。それを上手く利用していくのが賢い歯科医療の受診の仕方です。 |
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インターネットや本などで患者様から歯科医療に対する不満を目にすることがあります。
それを読んでいくと、ほとんどが 1.歯科医師側の怠慢 2.患者側の誤解の2つに分けられます。前者は医師側の努力でしかどうしようもならないのですが、後者の方は、良く話して誤解を解けばほとんどが納得してもらえるものではないかと思えるものばかりです。 |
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私も歯科治療について一度患者さんにお話を始めると2~3時間あっても足りないことが良くあります。カウンセリングは、昼休みや診療後の時間を利用して行うことが多いのですが、診療中に十分な時間を割くことはほとんどできていません。このコーナーは、そういう日常の忙しい診療の中でお話しきれない部分を紹介し、患者様の誤解を解く一助となればと思い作成しました。「歯の基礎知識」と併用してお読みください。皆様方が少しでも歯の最新の知識を理解し、無駄な歯の消耗を減らし、良く噛めて健康な人生を送る手助けとなれれば幸いです。 |
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ここの虫歯だけで良いと言ったのに、他の虫歯も治療された。 |
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歯石を取ってくれと言ったのに、歯ブラシ指導をされた。 |
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全ては、ちゃんとした理由があります。お互いの誤解を解いて深い信頼関係を気付きましょう! |
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