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細菌検査と抗菌療法 |
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| 歯周病の治療とは、1.原因除去 2.環境整備 3.定期健診の3つを正確に行うことが大切です。 |
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それでは、歯周病の原因とは何でしょうか?
歯石でしょうか?加齢でしょうか?はたまた遺伝でしょうか?
もちろん細菌です。
口の中の細菌は300〜500種類くらいいると言われています。
その中で歯周病の原因となっているのは10種類で、そのうちの4種類が歯周病の重症化の原因となっていると言われています。 |
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南カリフォルニア大学の微生物研究所によると、 A.a菌が全体の菌のうちの0.01%
P.g菌が全体の菌のうちの0.5% この数値を超えると、歯周病が重症化する危険が高いということです。 |
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いままでは、細菌の質よりも量に問題があるということで、ブラッシング、スケーリング、ルートプレーニングに代表される物理的・機械的な細菌除去が治療の中心でした。 それで治癒する人がほとんどなのですが、同じことをしてもなかなか治癒しないケースが全体の5〜20%くらいあります。物理的・機械的除去だけでは、治癒しないケースには、精密な細菌検査を行った上で、その細菌に効果的な抗生物質を投与するという治療法が、難治性歯周病の治療に効果的です。 |
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| 以前は、病院で手軽にかつ正確に細菌数を測定する方法がなかったのですが、最近では
リアルタイムPCR法という、歯周病菌のDNAを増幅・測定し、少ない細菌も見逃さない優れた検査方法が開発されました。 |
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| まずは、5分歯周病菌を検査できるBANAぺリオを用いて細菌を測定します。 |
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| BANAぺリオ検査にて、陽性を示す場合はリアルタイムPCR法で精密に検査します。 |
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(リアルタイムPCR法) 械ML(http://www.bml.co.jp/index_j.html)に検査試料を郵送すると7〜10日後に検査結果が郵送されてきます。 |
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| 歯周病関連菌 |
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菌数 |
対総菌数比率 |
| 主な口腔内総細菌 |
1,500,000 |
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| ★ A.actinomycetemcomitance |
0 |
参考値 0.00% |
| ★ P.intermedia |
230 |
参考値 0.02% |
| ★ P.gingivalis |
21,000 |
参考値 1.40% |
| ★ B.forsythus |
95,000 |
参考値 6.33% |
| T.denticola |
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| リアルタイムPCR法を用いて細菌数の正確な測定を行い、ハイリスクの基準を超えている場合には、その菌種に有効な抗生物質を1〜2週間服用してもらいます。 |
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| 歯周病関連菌 |
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菌数 |
対総菌数比率 |
| 主な口腔内総細菌 |
590,000 |
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| A.actinomycetemcomitance |
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| ★ P.intermedia |
0 |
参考値 0.00% |
| ★ P.gingivalis |
0 |
参考値 0.00% |
| ★ B.forsythus |
0 |
参考値 0.00% |
| T.denticola |
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| 2週間服用後の結果です。歯周病菌が見事0%になっています。 |
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| 歯周ポケットや歯茎からの出血もなくなり、治療結果は良好です。 |
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| 6ヶ月後の結果も良好です。 |
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| P.g菌数も良好です。 |
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| 平均ポケットも3mm以下をキープしています。 |
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| ポケットも4mm以下に押さえられています。 |
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| P.g菌がハイリスクなケース |
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| 歯周病関連菌 |
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菌数 |
対総菌数比率 |
| 主な口腔内総細菌 |
120,000 |
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| ★ A.actinomycetemcomitance |
0 |
参考値 0.00% |
| ★ P.intermedia |
0 |
参考値 0.00% |
| ★ P.gingivalis |
34,000 |
参考値 28.33% |
| B.forsythus |
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| ★ T.denticola |
280 |
参考値 0.23% |
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| 抗生物質投与後 |
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| 遺伝子の要素が疑われるケース |
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| 歯周病関連菌 |
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菌数 |
対総菌数比率 |
| 主な口腔内総細菌 |
230,000 |
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| ★ A.actinomycetemcomitance |
0 |
参考値 0.00% |
| ★ P.intermedia |
0 |
参考値 0.00% |
| ★ P.gingivalis |
0 |
参考値 0.00% |
| ★ B.forsythus |
0 |
参考値 0.00% |
| T.denticola |
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| 細菌検査以外の歯周病検査は高度に進行した歯周病の値をしめしている
のですが、リアルタイムPCR法で測定してみると歯周病菌が0%の
ケースです。インターロイキンなどの遺伝子多型などが疑われます。 |
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注:歯周病治療の第一選択は薬ではありません。
抗生物質は患者さんの全身に作用するものであり、的確な検査、診断のもとに慎重な処置が必要となります。口腔内細菌除去の第一選択は物理的・機械的なものであり、化学的なものはその補助的な役割なのです。 |
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| レーダーチャートを作成することにより、患者さん個人個人のリスクを明確化します。わかりづらかった歯周病改善の目標を数値により具体化します。 |
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